旅の特集-6

旅行と私;ブタペスト、ハンガリー

大石直人(経済学部 4年)

大石(左)、ブラジル人の友達と。
  私は旅行が本当に大好きです。たくさんの新しい出会い、そして新しい友達ができ、普段では経験できないようなことができ、“旅行”と言葉を聞くとわくわくする。そして何よりも、一緒に行く友達とはかけがえのない最高の思い出を共有し、真の友達になる。旅行に行く前は楽しみで興奮していて寝れないということさえある。
  私はアメリカ、メキシコ、ブラジル、韓国、イタリア、オーストリア、スイス、ポルトガル、ハンガリー、フランス、イギリス、ドイツに行ったことがある。その中でも思い出深い旅行を紹介していく。
  まずはハンガリーのブダペストというところに行った時のことを話していこうと思う。一緒に行った友達はドイツに留学中に同じ寮で、そして一番仲のよいブラジル人である。この旅行がなぜ思い出深いかというと、初めて外国人と2人で海外に旅行し、そして普段経験しないようないろいろな経験をしたからだ。正直、旅行前はどのようになるのか心配していた。だが、忘れることのできない、良い旅行になった。
  ブダペストに着いた初日、すでに夜であったのですぐに市内に行き、ご飯を食べに行った。そこでロシア人の女の人が「地図を持ってない?」と私たちに話しかけてきて、そしてコーヒーでも飲みに行かないかと誘われ、連いて行った。しかしそれはコーヒーではなく、シャンパンであった。メニューも見せてもらうことができずに勝手に頼まれ、請求書が来、見てみたら、なんと一グラス当たり70ユーロもするではないか。留学して、安旅をしている私たちには本当に痛かった。そしてこの女たちは僕たちに払わせようとしていた。そして僕たちは気付いた。この女とこのバーはグルだ!どうにか僕たちの分だけの140ユーロを払い外に出た。すぐにホステルに戻り、なにがあったかそこの従業員に話すと、それはブダペストで一番典型的に旅行者が騙される手段であったらしい。しかしながら普通は500ユーロぐらい取られるようだったので、まだ不幸中の幸いであった。僕たちは顔を合わせ、笑いを噴き出し始めた。そして居酒屋に行き、お酒を飲みたくさん語り合った。普通はこのようなことがあるといやな気分で旅行が始まるが、「良い経験を安く買ったな。」ということにした。
  他にもたくさんのハプニングがあったが、本当に楽しい旅行をした。ホステルで知り合った中国人とも一緒にブダペストを旅行した。たくさんのきれいなところに行き、おいしいものを食べ、新年を一緒に祝った。途中で小さなケンカをしたりもしたがすぐに仲直りした。この旅行はこのブラジル人の友達と旅行して、同じ時間を共有し、いろいろな経験ができたからこそ、最高の旅行になったのだ。
  私にとっての旅行はその国のものを食べたり、見るのも当然であるが、人と出会い、友達と一緒にするからこそ楽しく、一生の思い出を作ることができると思う。これからも友達とたくさんの旅行をし、たくさんの経験をして生涯の宝物を増やしていこうと思っている。みなさんも自分の旅行スタイルを見つけ出し、自分なりの宝物を見つけ出してください。
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