旅の特集-3

モルディブの旅

周 巍巍(ビジネス研究科2年)

  夏休みの一週間を利用し、嫁と二人であの噂のモルディブに行ってきた。日本ではあまり耳にしないが、母国の中国では旅行者の天国とも言われ、特にハネムーンの行き先として新婚夫婦にとっての憧れの存在である。
  インド洋にある島国。スリランカ南西のインド洋に浮かぶ1,198もの島々からなるモルディブ。古くから「真珠の首飾り」と賞される美しい島々は、今ではすっかり高級リゾートとして知られるま でになった。高級リゾートらしくプライベート感もたっぷりのワンアイランド・ワンリゾートというスタイルが基本で、ホテル=島という構造がほとんどである。そのため、周遊で旅行を楽しむというよりはのんびりとリゾート気分に浸るというステイが主流。世界で最も小さな首都マーレは北マーレ環礁の最南端にあ り、マーレではモルディブの人々の暮らしにふれることもできる。
  私たちは中国の旅行会社で格安のモルディブツアーを見つけたため、香港から飛行機に乗って、マレーシアのクアラルンプールで乗り継ぎ、12時間を経って、ようやくモルディブの首都マーレに到着。マーレに着いたのは午前3時ぐらいだったが、幼い頃からテレビの中からしか見れない画のような美しい海が明日見れるので、わくわくして、12時間長旅の疲れも去ってしまった。マーレ空港の出口に我々が予約した宿泊施設「ANGSANA IHURU」のスタッフが迎えに来てくれた。マーレ空港から小型の船に乗せられ、宿泊施設に向かった。4名のスタッフの方も来てくれたにも関わらず、乗客が私と嫁二人のみだった。日本ではなかなか味わえない王様気分を存分に体験できた。真っ暗の中、船がひたすら走った。25分後、宿泊施設に到着。出迎えてくれたのは、なんと日本人の女性「名前:カナちゃん」だった。聞いてみたら、スイスのホテル専門大学に通っていて、インターンシップでこの島に派遣されたという。
  チェックインの手続きを済ませ、部屋が案内された。露天風呂が付いていて、部屋の裏にあるドアを開けると、デッキチェアと吊り床が置かれていて、椰子や熱帯植物で緑が溢れてくる庭、さらにビーチが目の前に現れた。
  バーやレストランなどの指定区間以外、インターネットやテレビが一切ないので、多忙な日常生活から離れ、大自然を楽しみながら、のんびりできるように島が工夫されている。 朝食を済ませ、一日が始まった。午前中が比較的に水温が高いので、朝食の後、すぐダイビングする人が多かった。テレビで映っている以上に綺麗な珊瑚、千姿万態な魚が美しく泳いでいる姿に感銘を受けた。こうやって三日間のダイビングを続けると、なんと海亀や鮫との近距離の接触もできた。私の身長の2倍も超える鮫が私の50Mぐらいの水面下で泳いでいることが分かったときに、背中に冷や汗をかいた。海から上がってきたら、すぐ部屋の中に戻り、シャワーを浴びるが、あまりにも美しすぎる海なので、何回も海に飛び込むことがあるので、一日4〜5回ぐらいにシャワーを浴びている。
  夕方になると、5分間の船に乗り、同じ系列ホテル大手の「BANYAN TREE」が運営する「VABBINFARU」という姉妹リゾートに行き、鮫の餌やりショーを見たり、森から飛んでくるインコに餌を与えたり、大自然を楽しむ。
  夜の幕を下ろすと、ピーチに置かれている食卓に囲んで、美食美酒を味わいながら、音楽ショーを楽しみ、最高の一日を過ごすことができた。
Vabbinfaru 島にて
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