伝統と現代化

張 榮祐(経済学部 5年)

錦市場
  2009年11月22日私は京都錦市場商店街振興組合事務長の是永正之助氏(1960年商学部卒業)に英字新聞部の菅 真莉奈、劉 丞他と取材した。
  最初、京都に来た時は京都について何も知らなかった。京都についてだんだん分かるようになり、四条通りを歩きつつ「錦」と言う市場を分かるようになった。韓国でも小さい市場は普通にあるが、錦市場は何か違う気持ちと言うか「京都の市場」と言う感覚だった。通りの幅は3メータから5メータ、長さは400Mあたりのアーケードは韓国でも一回も見たこともない形であった。
  それも錦市場は京都だけではなく '日本の味'を楽しもうとする外国観光客の主要訪問コースにまで落ち着いた有名市場であることは留学生と言う私にとっても面白いところであった。大きくない規模に伝統おかず類のみを売る店たちが集中している有り勝ちな在来の市場がこのような名声を得るまでは市場商人たちの絶え間ない生存努力があると思う。1000年(?)と言う長年の市場歴史に変化に素早い対応をしながら伝統を武器にした現代式マーケティングの結果と思う。
是永正之助氏
  今回の取材で一番面白かったのは1967年あった 大手スーパー 進出を阻止件である。 大手スーパーが錦市場近隣の土地を一部買収し店舗を建設するという情報が流れ、錦の組合員は地主から土地を買収して、大手スーパーの進出を阻止した話で錦市場の商人の団結力を見せる一件であった。
  また、韓国のように呼ぶのが値段だった在来の市場価格を正札制に変えたこと、また隣近に大型ショッピングモールが立ち入りながらお客さん足長さ減ると歩行路確保とアーキード設置など現代化作業をしたのは日本だけではなく、世界中の伝統市場に現代化と伝統化の共存の形を 提案したと思う。
  最後に、現代化作業をしたし引き続き市場ブランド化事業である。つまり「錦」と言うブランドを作り、お客さんに大手スーパーに負けない信頼度で「錦」のファンを作ったのである。
  世界何処でも伝統と現代化の問題に直面するところが多い。今回の錦市場の取材で伝統を守りながら、現代化することが、我々が目指す現代と伝統の形ではないかと思うようになる。
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